オンラインカジノを一躍有名にしたのは2022年5月の「田口くんの4630万横取り事件」だろう。

その後オンラインカジノは2022年10月に警察庁より「違法」との周知がされた。

この事件によりオンラインカジノが話題になった流れもあって「オンラインカジノは違法」という認識が一気に広まった。しかしながら実のところ、田口くんは賭博罪による起訴ではなかった。

今日は「オンラインカジノは違法で捕まる・摘発される」という誤認について解説する。

エルドアカジノはやばいという話

オンラインカジノの中でも特に有名な「エルドアカジノ」は、かねてより「やばい」という噂があり、一時期ニュースで「エルドアカジノが摘発された」というものまであった。

やばいから摘発されたのかという点で噂が広まり、多くの人が検索するようになっているようだ。

しかしながら、こちらも誤認と言わざるを得ない。

事実ベースでこの「エルドアカジノのやばさに関する解説記事」が参考になった。

結論としては「エルドアカジはやばい」の話は信憑性を欠く内容だった。

エルドアカジノは正式なカジノライセンス持ち

エルドアカジノは厳格なカジノライセンスを2種類保持している。そのため、イカサマや出金拒否などの情報については主観的なものだろう。

実際に上記のようなことを行っていればライセンスの保持はできまい。

エルドアカジノと日本警察

日本の警察がエルドアカジノを睨んでいるという話もあるが、基本的に海外のライセンスを以て合法的に運営しているため、捜査の対象にはならない。

堂々と実名・顔出しで「エルドアカジノで賭けて遊んでいる」というやばい行動をしているユーザーであれば、警察からお伺いが来る可能性があるが、今の御時世、そういう頭のやばいやつは少数だろう。

そしてこれに関しては「エルドアがやばい」訳では無い。

エルドアカジノの摘発ニュース

出典:youtu.be/Jvh0ZezdbX4

ユースカジノとともにエルドアカジノの画像が出てくるニュース映像だが、これは「台湾にて禁止されているオンラインカジノをマーケティング(紹介勧誘)していた」という話らしい。

この2つのカジノはマーケティング対象のオンラインカジノの一例として挙げられたようだ。実際にはエルドアカジノは台湾内では運営されていない。

故にニュースによる「とばっちりを受けた」というのが実際のところだろう。

スマートライブカジノ事件

実際に日本でオンランカジノのプレイヤーが逮捕された事件はある。「スマートライブカジノ事件」だ。

しかし、これにも大きな誤認がある。

「多国籍に対応して24時間プレイ可能な海外のオンラインカジノ」であれば逮捕はされなかった可能性があるのだ。

このスマートライブカジノの運営常態に問題があった。

「日本時間の夕刻より深夜まで営業し、日本人ディーラーと日本語で会話しながら楽しむカジノ」という日本人のみをターゲットにしているような運営が問題視されたのだ。

これはつまり賭場を海外においているだけで、実質日本で運営している、日本人が運営していると睨まれたのだ。

また、当時はオンラインカジノプレイヤーへの賭博罪の適用の判例がなかった。そのため「行ける」と踏んだ警察が実例づくりに走ったのだ。

その結果、逮捕者は出たが、弁護士をつけて戦った1人が不起訴(罪に問えない)となった。

まとめ

警察に摘発されたと言われたエルドアカジノやプレイヤーが逮捕されたスマートライブカジノなどの「やばい」と思われているオンカジを解説した。

実際のところ「やばい」部分はなく、噂だけが誇張されて広まってしまった様子だ。

ただし「オンラインカジノを利用した賭博は違法」と警察庁が明言しているため、オンラインカジノを遊んでいる旨を堂々と公表するのは「やばい」だろう。そこは注意してくれ。